- COLUMN
- 2023.11.10
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肝斑とシミを見分ける方法
●肝斑、シミ、そばかすの違い
肝斑とは、主に女性ホルモンの乱れが原因で起こるシミと考えられています。妊娠や出産、ピルの服用、過度なストレスなど、女性ホルモンに影響を与えるタイミングで肝斑ができることが多く、30代頃から肝斑の症状が現れる人が増える一方で、閉経後には少しずつ薄くなっていき、人によっては自然に消失することもあります。
一般的にシミと呼ばれるものは、年齢を重ねるうちに肌のターンオーバーが適切に行われにくくなり、紫外線の刺激によって増えたメラニンが正しく排出されず色素沈着することが原因で現れる症状のことです。また、できてしまったシミが自然に消失することはありません。そのため、シミを消したい場合は適切な治療を受ける必要があります。
肝斑やシミと似た症状に、そばかすがあります。小さな点状のシミがたくさん現れる症状で、主な原因は遺伝とされています。雀の卵の柄に似ていることから「雀卵斑」とも呼ばれます。色素の薄い欧米人に多く見られる傾向がありますが、日本人でも色白な方にはよく見られます。そばかすは子供の頃から現れ、思春期に差し掛かる頃にピークを迎えると言われています。ピークを過ぎると少しずつ薄くなる傾向にあり、人によっては成人する頃にはほとんど気にならなくなることもあるでしょう。
●肝斑とシミの見分け方
肝斑は両頬を中心に、左右対称で現れるのが一般的です。人によっては鼻やアゴの先まで広がることがあり、はっきりした輪郭を持たずぼやっとした薄茶色のシミが現れるのが特徴です。
年齢と共に現れるシミは、輪郭がハッキリとした茶色い楕円形をしています。1ヵ所のみにできたり、片方の頬にだけポツポツと現れたりすることもあるのが特徴です。肝斑のように左右対称に現れることはありません。
当店でもシミを薄くする施術「光フォトフェイシャル」コースをご用意しておりますが、肝斑には施術する事が出来ません。ご自分で判断が難しく気になる方はご来店の上ご相談ください。